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バターナッツのオーブン焼きーベーシックー

ベーシック

【バターナッツのオーブン焼き】

バターナッツのオーブン焼きのレシピダウンロードは、こちら。

【このレシピの着眼点】

●これまで幾多もの対面教室を通じて、見聞してきたことの共通項として「見慣れないモノについてはスルー」するというものがある。これはかつてのビーツに然り、そして本日紹介するバターナッツかぼちゃにおいても然りである。やはり、リスクを冒したくないのが人情なのは理解できる。かつてのワタシもレンコンやゴボウは、文化的に食してこない類だったので、来日当初は敬遠していた。しかし、幾度か食べているうちに非常に美味しく、滋味深いモノだということが感覚的に受け入れられてからというもの、秋~春にかけては頻食するようになったのだ。

 

●そして、食す前にはそのモノに合った調理法というものもある。たとえば、本日のバターナッツかぼちゃは、煮つけにすると、非常に残念な結果に見舞われることになる(ベチャベチャになってしまうのだ💦)。煮つけには、やはり昔からの栗系のホクホクかぼちゃが最適なのだ。

 

●そこで、本日のベーシック調理法に入る前にバターナッツについて整理しておこう。

バターナッツ

クリーム色で、ひょうたんみたいな形をしているバターナッツ。中は鮮やかなオレンジ色で、加熱するとバターみたいにねっとりした食感とナッツみたいな風味が楽しめる。通常の栗系かぼちゃよりも、繊維質が少ないので、ポタージュやプリン、ナッツの風味を活かしてオーブン(グリル)料理にすると◎。じっくりと火を入れると甘みが極限まで引き出されて、上品な甘みも楽しめる。

●まずは、料理の前に以下の動画をご視聴ください。

 

●とってもシンプルな工程だけど、まずは、いつものように下記のスピーディー動画でポイントを必ず押さえ、全体像を把握してから取り組んでみてくださいね!要所要所をきっちり守れば心配ないからね。今回は、ベーシック(基礎)に該当します。この基礎から発展展開していけるので、今後も動向に刮目ください。

【材料】(2人分)

バターナッツかぼちゃ  ・・・1本(800gぐらい)
Exvオリーブオイル   ・・・大さじ1~2(全体コーティングできる分)
自然海塩        ・・・小さじ1/2~1
(オプション)
イタリアンソルトミックス・・・お好み適量

【つくりかた】

1 かぼちゃの外皮をたわしで汚れを洗い落とす。そして、キッチンペーパーで水気を拭く。

2 かぼちゃの上部を切り落とす。そして、縦半分にカットする。
3 種をスプーンでくり抜く。
4 Exvオリーブオイルでかぼちゃ全体(皮ごと)をコーティングする。
5 塩をふり、これも全体に(皮にも)コーティング。
6 オーブンシートを敷いた天板にかぼちゃの切断面を下にして、予熱200℃(古い型の電気オーブンならば220℃~)でのオーブンで30分焼成する。
7 30分後、フォークで皮の面にスッーと入れば反転させて(切断面を上が上になる)、残り5~10分再焼成してできあがり。

【アディナのワンポイントアドバイス】

●バターナッツの選び方は1kg以内の小さめの方が、調理しやすくオススメ。ちなみに、今回は820gだったよ。

●バターナッツにコーティングするExvオリーブオイルと塩に関しては、皮も含めて全体に行うのがポイント

 

●食べる直前にはオプションのイタリアンソルトミックスをふりかけると、ハーブ&スパイスが加わることでより風味高い味わいに昇華!お試しぜひぜひ~!

●応用展開法を紹介☞できたベーシックパンプキンをスプーンでくり抜き、⓵パスタやカレーのトッピング、⓶またハモスやディップ、さらにはポタージュと一緒に混ぜ込んだり、⓷サラダと合わせてお召し上がりください。

 

【おさらい】

バターナッツのオーブン焼きのレシピダウンロードは、こちら。

 

 

ルーマニアのモルダビア地方やトランシルバニア地方などの郊外には、現在でも自然のサイクルなどの影響を活用した生活をしている町や村も少なくなく、自身も幼少の頃から、祖父母たちから多くの知識を受け継いで育つ。
10代の頃には「ルーマニア革命」による辛く厳しい生活を体験し、「人は誰もがハッピーになるために生まれてくるもの。
私も心身ともにハッピーに過ごしたい」という思いを次第に募らせていく。
以前から日本に興味を持ち、「武士道の国」日本の美しい生活文化や国民の精神性に憧れていた。
やがて日本人男性と結婚、生活の拠点を日本に移すことになる。
しかし、当初抱いていた日本のイメージとは違う、都会での自然の少なさや人口の多さに驚く。
その頃から、自然のサイクルに合わせた生活、「自然との共生」を目ざす。
心と身体の健康をテーマに、様々な書物をもとに学ぶようになる。
特にハーブやベリーの効果・効能については、深く学んだ。
地元ルーマニアでは珍しくなかった「自然との共生」。
日本でも共通の考えを持つ人は、エコやロハスといった表現でその数は急増している。
しかし、実際に自然の中で生活を送っている人は、まだまだ多くはありません。
たくさんの人がもっと自然の力(パワー)を知ってほしい。その偉大さを・・・。
現在は家族で北海道・東川町に移り住み、自然に囲まれた中で、自身や家族も自然のサイクルを活用した生活を送っている。
2010年から「ハーブ&ベリーガーデン」をスタートさせる。
自身が育てたもので、いろいろな製品作りに活用するために!
そして、自らが体験することで効果を実証。
今後は、多くの人が心身ともに健康で、ハッピーに過ごせるように、自然のサイクルに合わせ、「嘘、偽りのない、正直生きる」ライフスタイルを提案し、広く伝えていきます。

ほんもの料理研究家

横山 アディナ

アディナのほんものクッキング教室
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