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にんにくの季節に知りたい!その魅力と注意点、美味しく安全に楽しむ方法

2025/7/29

【にんにくの季節に知りたい!にんにくの魅力と注意点、何よりにんにくを2,5倍美味しく安全に楽しむ方法】

にんにくは、人間とは古くから長ーいお付き合いの歴史があったと数々の文献でも残っています。たとえば、ピラミッド建設時、その事業に従事していた方々の体力回復のために食事に含まれていたとか古代ギリシャ・ローマでは薬草としても重宝され、アジア各地では風邪、冷え性、消化不良などに対する民間療法として用いられてきた経緯があるといいます。

そんな、にんにくの旬をご存知でしょうか?そう、6~8月とのこと(今だね、今!)。

すでに収穫を終えて、今は乾燥させている頃合いです。

新にんにくは香りがフレッシュで瑞々しく、生で食べても辛みが少ないのが特徴。夏真っ盛、まさに夏バテ回復、パワーをつけたい今こそ、にんにくを上手に取り入れたいですネ。

しかし、にんにくは驚くほどの健康効果がある一方で、保存法を間違えると危険な一面もあります。この記事では、にんにくの歴史・栄養・効能から、オイル漬けによるボツリヌス菌のリスクまで、幅広く解説していきます。安全で美味しいにんにくの食べ方を、民間療法の知恵も交えながらご紹介♪


にんにくの驚くべき栄養成分と「アリシン」

にんにくにはビタミンB群、C、Kをはじめ、カリウム、カルシウム、鉄、マグネシウム、マンガン、リン、セレン、亜鉛などのミネラルが凝縮されていますが、最も注目すべきは「アリシン」という成分。(薬を服用されている方は、かかりつけ医とご相談ください。)

アリシンは、にんにくを刻んだり(みじん切り)、潰したりすることでその10分後に最も生成され、抗菌・抗ウイルス・抗酸化・抗炎症作用があるとされます。さらに、免疫力の強化や、血液サラサラ(血管拡張)効果、さらには疲労回復にも効果があるとされて幅広く使われる機会の多い食材です。そのアリシンを効果的に取れる料理法で人気なのが、こちらのチミチュリ。(会員限定視聴アーカイブにて)

食中毒対策としても昔から有効とされて、お肉に漬けたり、乳酸菌発酵野菜やキムチに加えたりと大活躍!


注意!にんにくの過剰摂取とオイル漬けの危険性

いくら身体に良いとはいえ、生のにんにくを大量に摂取するとその刺激性から胃腸(胸やけ、胃もたれ)に負担がかかり、腹痛や下痢の原因になることもあります。特に空腹時の生食は避けるのが賢明。

もっとも注意したいのが、「油で揚げたニンニク(フライドガーリック)」と「生にんにくのオイル漬け」。香りが移って料理に便利とのことですが、保存方法を誤ると“ボツリヌス菌”が繁殖する恐れがあります。揚げもの全般にいえることですが、肝臓、消化器官への負担を強いて、利点なし。

▶ボツリヌス菌は酸素のない環境を好む嫌気性菌で、特に油と生にんにくという条件下では増殖しやすいとされています。毒素を産生すると、最悪の場合、神経麻痺や呼吸困難といった深刻な食中毒を引き起こすといわれています。長期保存食ではないので要注意!

さいごに

安全に楽しむ!にんにくの美味しい食べ方提案!

野菜と炒め蒸す⇒カレー、スープ、パスタソース、リゾットなど活用できます。

ロースト☞バターのようなスプレッド状になり、いろいろなものに塗れる。かつ冷凍も可。風邪気味や寒くなる時には、オススメ。会員さんには、コチラのレシピ「ベイクド☆クリーミーガーリック」をおすすめします。

③もし、長期保存したければコチラのピリ辛醤ハリッサ中東・北アフリカの万能調味料)もおすすめ。家庭菜園をされている方はもとより、直売所などでは今が旬!お買い得ですよ!

【ボーナス】

もっとも、アリシンを享受できる「生にんにく」を用いたレシピ紹介します。

チミチュリポテト&自家製チミチュリソース(会員限定ページ)

ガーリックパセリ(フリーレシピ)

アディナのオーガニックキッチン~ダイナミックステラ~
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