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アルジラ(ポテトのクミン炒め)

【アルジラ(ポテトのクミン炒め)】

アルジラ(クミンポテト)のレシピダウンロードは、こちら。

【このレシピの着眼点】

●ネパール料理店に行くと、必ずといっていいほどメニューに組み込まれているアルジラ(クミンポテト)。あなたも、見たことない?でも、外食だと味の調整もできないし、たまたまだったかもしれないけれど、ちょうどそのお店の味付けがしょっぱくて、ギトギトしていた。職業柄「どんな油を使っているのか?」気になりネパール人の友人に聞いてみた。すると、現地では大豆油、綿実油を使用しているとのこと。

●さらに、ネパール人の友人に聞いたら、かなりの油量が入っていることも判明。何度か、テストを繰り返し、最小限まで油量を減らし、また薄味に仕上げた。味つけは、各個人でできるようにね!

【材料】

【つくり方】

1ポテトの皮をたわしで洗い、必ず芽を取り除く。そして、皮つきのまま蒸し鍋(中~弱火)に入れて、串が通るまでしばらく待つ。


2 ポテトに火が通れば鍋から取り出し、手で触れられるぐらいまで待つ。ある程度、冷めたら手で皮を取り除く。
3 ポテトを一口サイズの乱切りにする。
4 オイルを熱した大きめのフライパンで、まずクミンシードのみ炒める。この時、小さな気泡がプツプツと出てきて、小さな音と香りが立つのが目安。それを焦げない程度に、3分ほど炒める。 ※もし、焦げそうになればフライパンごと、火から離すように。強火厳禁!!
5 クラシックカレーNo1スパイスを加えて30秒ほど炒め合わせる。
6 ポテトを投入。中~弱火で3~4分ほど炒めながらポテトにクミンとオイルを絡める。
7 仕上げは、塩を振ってできあがり。薄味で仕上げ、あとはお好みで塩で個別で味つけが望ましい。

 

【アディナのワンポイントアドバイス】

クラシックカレーNo1スパイスの代用として、純粋な(油脂や小麦粉含まない)カレースパイスパウダーでも代用可能。

●ポテトを沸かす際には、柔らかくしすぎないのが大事。後で、炒める際に崩れやすくなるから。できるだけ、皮にヒビが入らないのが目安。

●ポテトの形状維持を目的に、皮ごと蒸すことが大事

●品種はメイクイーンをオススメ。北あかりもOK。男爵など粉吹き系のポテトは炒め崩れしやすいためこの料理との相性は良くありません。特に、今回は越冬ポテト(メイクイーン)を使用したのですが適度な粘度もあり、滋味深い味わいでした。

●インドやネパールでは、きっと想像を絶する大量の油のなかで炒める(揚げる?に近いような・・)ワタシもテストした結果、今回の油が最小限に近い分量になりました。これ以上減らすと、仕上がりが残念な結果になりました。

●なお、この料理を取り置きすると味が落ちてしまいます。できたてアツアツを早めにお召し上がりください。

 

【オススメ材料】

クミンシード(40g)

【おさらい】

アルジラ(クミンポテト)のレシピダウンロードは、こちら。

ルーマニアのモルダビア地方やトランシルバニア地方などの郊外には、現在でも自然のサイクルなどの影響を活用した生活をしている町や村も少なくなく、自身も幼少の頃から、祖父母たちから多くの知識を受け継いで育つ。
10代の頃には「ルーマニア革命」による辛く厳しい生活を体験し、「人は誰もがハッピーになるために生まれてくるもの。
私も心身ともにハッピーに過ごしたい」という思いを次第に募らせていく。
以前から日本に興味を持ち、「武士道の国」日本の美しい生活文化や国民の精神性に憧れていた。
やがて日本人男性と結婚、生活の拠点を日本に移すことになる。
しかし、当初抱いていた日本のイメージとは違う、都会での自然の少なさや人口の多さに驚く。
その頃から、自然のサイクルに合わせた生活、「自然との共生」を目ざす。
心と身体の健康をテーマに、様々な書物をもとに学ぶようになる。
特にハーブやベリーの効果・効能については、深く学んだ。
地元ルーマニアでは珍しくなかった「自然との共生」。
日本でも共通の考えを持つ人は、エコやロハスといった表現でその数は急増している。
しかし、実際に自然の中で生活を送っている人は、まだまだ多くはありません。
たくさんの人がもっと自然の力(パワー)を知ってほしい。その偉大さを・・・。
現在は家族で北海道・東川町に移り住み、自然に囲まれた中で、自身や家族も自然のサイクルを活用した生活を送っている。
2010年から「ハーブ&ベリーガーデン」をスタートさせる。
自身が育てたもので、いろいろな製品作りに活用するために!
そして、自らが体験することで効果を実証。
今後は、多くの人が心身ともに健康で、ハッピーに過ごせるように、自然のサイクルに合わせ、「嘘、偽りのない、正直生きる」ライフスタイルを提案し、広く伝えていきます。

ほんもの料理研究家

横山 アディナ

アディナのほんものクッキング教室
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