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3拍子♫スチームブロッコリー

簡単!おいしい!ヘルシー!

【3拍子!スチームブロッコリー】

3拍子!スチームブロッコリーのレシピダウンロードは、こちら。

【このレシピの着眼点】

●幼少時代のワタシは、ブロッコリーを目にしたことがありませんでした。地理的・政治的要因により東側世界(共産圏)に属しており、今のような自由貿易も盛んではなかったことが起因としてたのかな?原産地はイタリア(地中海沿岸部)で19C以降は、欧州には広がっていたらしいのですが、、、ルーマニアでは見かけなかったんですね。。。

●一方、同じ科属のカリフラワーは鬼のように山盛り栽培されてました。。。だから、発酵カリフラワーなどの発酵保存食文化は根付いていました。これをブロッコリーでやるとしても、ワタシ個人では硫黄臭(イソチアシアネートという物質)が強すぎて個人的には合わないので、、、キャベツやカリフラワーなどでローテーション仕込みを行ってはいます。

●ワタシがブロッコリーに着目するようになったのは、娘のステラの影響。彼女は、幼少期から、たまねぎを除けば大抵の野菜が大好きでいろいろな野菜やハーブを食してきました。その数十年のなかで、このブロッコリーをどのように調理し、どのように食べれば栄養価を残しながら、あの特有な香りを打ち消して美味しくなるのか研究してきました。

●一方で相方ダイキは、幼少期の思い出が鮮烈でブロッコリー嫌いの雄でした。今思い返しながら、分解してみると、、、まず香り、食感、そして味つけのマヨネーズ(市販)のコンビネーションが苦手だったらしく。。。。「残してはいけない」という家訓に順い、適当に噛んでは飲み込んで、スープかお茶で流していたとのこと。その家訓めいたものも、それだけが先行して、本来の目的を達せないところが悲しいですね。食においては、ムリしないこと。何のための食なのか?その本質を踏み外すことで、トラウマになることも多分にあり得ますので。

結論は、スチーム。それも、ショートタイムスチーム。長く蒸せば蒸すほど、食感もボロボロと崩れるし、せっかくのクロロフィル(葉緑素)も落ちて、緑から黄緑、そして黄色へと脱色してしまいます。だから、ショートスチーム❣それに、βカロテンも多分に含むのでExvオリーブオイル(非加熱)で和えることで、吸収率もアップし、レモンとイタリアンソルトミックスで香り&味つけにも大きく貢献!香り、味わい、食感とも秀逸な仕上がりになるのです。

●とってもシンプルなので、まずは下記の動画を御覧ください。そして、下記の「ワンポイントアドバイス」では、箇条書きに「違いを生む違い」についても言及しております。詳細ですが、これらポイントを確実に押さえることであなたの思い込みを覆すような体験にツナガルと確信しています。ぜひ、チャレンジしてみてくださいね♩

【材料】

ブロッコリー(茎なし) ・・・300g☞小房10~15g
A
Exvオリーブオイル    ・・・大さじ2
レモン搾り汁       ・・・大さじ1(代用可:りんご酢)
イタリアンソルトミックス ・・・小さじ1/2~1

【つくり方】

1 小房にカットしたブロッコリーを沸騰したスチーム鍋にかけてフタをして5分蒸す。
2 その間にをボウルで和える。
3 ブロッコリーにフォークを刺して、そのままスーっと入ればOK!少し硬めならば、+1分追加する。ただし、6分以上かけると色素(クロロフィル)が落ちてしまうので、長いスチームはダメ。
4 蒸し終えたら蒸し鍋の上の部位(蒸しバスケット)を皿の上に載せて2~3分置く。

5 Aボウルにブロッコリーを加えて全体に絡めたらできあがり。


【アディナのワンポイントアドバイス】

●ブロッコリーのカットサイズはできるだけ均等にすること。
●スチーム鍋の水分量は1,5~2cmほど。*決してそれ以上の水を入れないように注意してね!
必ず沸騰してからスチームをスタートさせること!
●ブロッコリーをスチームさせる時には、房をできるだけ下に向けてから行うとムラができづらくなる。
●フタをしてから5分ピッタリに測ること。
●スチームを終えたらフタをしたまま蒸しバスケットをお皿の上に2~3分置く。このことで余計な水分を落とせる。
温かい状態のまま和えることで、ブロッコリーに合わせ調味料が染み込み、特有の臭い消しにもつながる。
●作り置きすると、色素も栄養価も落ちてしまうので、作りたてを食べるのをオススメする。これが一番ヘルシーな食べ方だから!

【おすすめ材料】

イタリアンソルトミックス
ブロッコリー特有の硫黄臭を感じなくさせてくれる魔法のスパイスが、こちらのイタリアンソルトミックス。硫黄臭を打ち消すためのスパイスやハーブが調合されているので、これはマストアイテムです!

【おさらい】

3拍子!スチームブロッコリーのレシピダウンロード、こちら。

ルーマニアのモルダビア地方やトランシルバニア地方などの郊外には、現在でも自然のサイクルなどの影響を活用した生活をしている町や村も少なくなく、自身も幼少の頃から、祖父母たちから多くの知識を受け継いで育つ。
10代の頃には「ルーマニア革命」による辛く厳しい生活を体験し、「人は誰もがハッピーになるために生まれてくるもの。
私も心身ともにハッピーに過ごしたい」という思いを次第に募らせていく。
以前から日本に興味を持ち、「武士道の国」日本の美しい生活文化や国民の精神性に憧れていた。
やがて日本人男性と結婚、生活の拠点を日本に移すことになる。
しかし、当初抱いていた日本のイメージとは違う、都会での自然の少なさや人口の多さに驚く。
その頃から、自然のサイクルに合わせた生活、「自然との共生」を目ざす。
心と身体の健康をテーマに、様々な書物をもとに学ぶようになる。
特にハーブやベリーの効果・効能については、深く学んだ。
地元ルーマニアでは珍しくなかった「自然との共生」。
日本でも共通の考えを持つ人は、エコやロハスといった表現でその数は急増している。
しかし、実際に自然の中で生活を送っている人は、まだまだ多くはありません。
たくさんの人がもっと自然の力(パワー)を知ってほしい。その偉大さを・・・。
現在は家族で北海道・東川町に移り住み、自然に囲まれた中で、自身や家族も自然のサイクルを活用した生活を送っている。
2010年から「ハーブ&ベリーガーデン」をスタートさせる。
自身が育てたもので、いろいろな製品作りに活用するために!
そして、自らが体験することで効果を実証。
今後は、多くの人が心身ともに健康で、ハッピーに過ごせるように、自然のサイクルに合わせ、「嘘、偽りのない、正直生きる」ライフスタイルを提案し、広く伝えていきます。

ほんもの料理研究家

横山 アディナ

アディナのほんものクッキング教室
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