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ネコヤナギ(猫柳)からの教訓

2022/3/14

その花穂は、いと愛らしくまるで子猫のような形状からルーマニアでも似たような名前が充てられている。ここ日本でも、地域によって呼び名はそれぞれあるらしいが、猫の尻尾に似ていることから、やはりそう呼ばれているとのこと。春の訪れを告げるこの花穂は、ミツバチたちのはじめのご飯にもなる🐝春の訪れのシンボルとして、春分よりも先に咲くのだから。

 

子どもの頃、アンナおばあちゃんやお父さんの手に引かれての春の山菜取りの折には、毎年来るこのネコヤナギを楽しみにしていた。今でも、その時の会話やストーリー、感覚を覚えている。

 

街に繰り出すと、ファーマーズマーケットや花屋さんの軒先には束になったネコヤナギが並び、購入した方は持ち帰って花瓶に活けていた。イースターには、教会でも飾られていた。

来日後、北海道移住してからは子どもたちと河川沿い散歩がてら、川辺に咲き誇るネコヤナギを見つけては、春の到来を一緒に悦びはしゃいでいた♪

 

春夏秋冬を告げる自然からのサイン。そのサインを感覚することで精神も躍動的に働きかけられる。敬虔な念を抱かずにはいられない崇高な瞬間だ。

 

そして、そのサイクルは自然があるかぎり永遠に不滅なのだろう。一方、ヒトときたら、偏狭的でエゴ丸出し、野心と争いを繰り返す哀れで狡猾などうしようもない生物の側面もある。

はてさて、これら傍にある植物の観察を通じて得られる教訓からヒトは学べないものだろうか?

 

大地にしっかり根を張りながら、しなやかさを兼ね揃えた柳から。
これら強靭な姿から学べることがあるのではないだろうか?









少しばかり




オトナになったワタシは思ふ。

アディナのオーガニックキッチン~ダイナミックステラ~
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