発酵の芸術
2025/3/3
【発酵の芸術】
数ある日本の伝統発酵食のなかで・・・群を抜いて大好きな「ぬか漬け」

世界のなかでも、非常に珍しい漬物のひとつに数えられるのではないだろうか?
塩水漬けでもなく・・・
塩漬けでもなく・・・
酢漬けでもなく・・・
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やはり、特別性を感じずにはいられない。
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「糠」に含まれる豊富な栄養素と発酵に必要な微生物を多く含んでいて、酵母菌や乳酸菌がびっしり蠢いている。いろいろな野菜を浸け込む毎に、そこから染み出した栄養分も加わる。酵素、ビタミン、ミネラルも含めて・・・。
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そして、その変容性も秀逸なのだ。漬けて1~3日でいろいろなバリエーションの野菜を食すことができる。北海道で暮らして19年経過するが、周囲ではあまり見かけない。

今も大事に日々日々慈しみながら、手を加えては育成している(かつては泊りがけの遠征教室の際にも、車に積み込んで運んでいたほど)ほんと、人間の手が加えながらも微生物の働きによって創作される味わい。

食べられる芸術作品

巷では、便秘薬が溢れている。しかし、こんなにも食物繊維と菌をダブルで摂取できる食習慣を確立すれば、便秘薬も不要になるのではと想像してしまう。
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しかし、現代社会は忙しいという時間的制約のなかで。
忙しくて手間をかけられないという事情を踏まえても。
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ペットを飼う(エサや下の世話、散歩など)ことができる感覚を持ち合わせているならば、ぬか漬けは比較的取り組みやすい習慣になるのではないだろうか?と・・・。
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後世に引き継ぎたい食文化遺産。
今では、長女(東京在住)も取り組んでいる。
アディナのオーガニックキッチン~ダイナミックステラ~
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