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ひよこ豆の茹で方(基本)

【ひよこ豆の茹で方(基本)】

ひよこ豆の茹で方(基本) のレシピダウンロードは、こちら。

【このレシピの着眼点】

●ひよこ豆は汎用性も栄養価も高い豆として、太古から食されてきた穀物です。ワタシ個人としても、一番好きな豆のひとつです。

●なお、豆を戻す際には圧力鍋や浸水させない方法は、必ずしもオススメできません。長時間浸水させる意味は、消化を促すことでレクチンとフィチン酸といった抗栄養素をできるだけ減らすことが大事だと考えているからです。

●これら抗栄養素は、読んで字の如く、重要な栄養吸収を邪魔する物質なので、極力減らされることを何度も強調して伝えたいです。

●下記で紹介する動画とレシピが、最も腸への負担を軽減する茹で戻し方法になります。

●それでも、豆を食べてお腹の張りで強く悩まれている方は、茹ではじめのポイントで2cmのだし昆布を加えて、豆が茹であがれば昆布を取り除いてください。

●下記では、40秒でひよこ豆の茹で(戻し)方をお伝えしてます。要点を押さえたうえで、取りかかると成功率は飛躍的高まります。

【材料】

乾燥ひよこ豆    ・・・250g
水         ・・・豆の2,5倍(約1,6ℓ)
自然海塩      ・・・小さじ1/2

【つくり方】

1 乾燥豆をザルに入れて水でさっと洗い、豆の2~3倍のぬるま湯(水)とともにフタをして12~20時間浸ける。(その間に、豆が吸水して、後ほど茹でるときに熱が豆全体に伝わりやすくムラがなくなるため、これは大事な工程!)

注)浸水後の豆の匂いは、かなり独特(けっこう、強烈!!)なものがあります(笑)しかし、それは痛みではないので、予めご了承ください。夏季で27℃を超える日には、冷蔵庫で浸水させてくださいね。

2 時間が経過したら、浸した水をこぼして豆をザルに上げる。そして、再度水洗いして新しく水を入れた鍋を強火にかける。この段階で、豆が約2倍に膨らんでいればOKのサイン。

3 途中、アクを取り除く。鍋が沸騰したら中~弱火にして豆が柔らかくなるまで1~2時間茹でる。豆が茹で上がり柔らかくなった時の確認方法だが、通常の豆だと指でつまんで、簡単につぶれ、中心に白い芯がなければ茹で上がりのサイン。しかし、ひよこ豆の場合には指でつぶす方法ではなく、直に豆を噛んでその食感を確認ください。

4 途中、茹で汁が少なくなったら差し水をして豆が水面から出ないようにする。

5 塩をして混ぜ合わせたら、5分ほど茹でて火を止める。

6 火を消して、フタをして粗熱が取れるまで1~2時間ほど静置する。

 

【アディナのワンポイントアドバイス】

●つくり方1において、夏場の暑い日(27度を超える)には同様の工程を冷蔵庫で行うように。豆の痛み防止のため。

●水よりも、ぬるま湯で行うと2時間ほど短縮できる。

●豆の種類によっては、浸水時間(戻し時間)が異なる。インゲン系だと10時間ほどでOK!ひよこ豆は皮が固めなので最も長くなる

●豆の茹で時間は、これも種類やその豆の収穫時期によって異なる。古い豆の場合、当然長くなる。また、ひよこ豆の場合、沸騰してから約90分が目安。収穫から3年以上経過した豆は長時間茹でても柔らかくならない場合もあるので、オススメできない。

●茹でた豆の保存方法としては、ジップロックに豆と茹で汁を必ずセットにしてから冷凍するように。そうすれば冷凍焼けすることなく、解凍後には即使えます!

【料理事例】

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ひよこ豆のマスタードディップ

ひよこ豆サラダ

【おさらい】

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ルーマニアのモルダビア地方やトランシルバニア地方などの郊外には、現在でも自然のサイクルなどの影響を活用した生活をしている町や村も少なくなく、自身も幼少の頃から、祖父母たちから多くの知識を受け継いで育つ。
10代の頃には「ルーマニア革命」による辛く厳しい生活を体験し、「人は誰もがハッピーになるために生まれてくるもの。
私も心身ともにハッピーに過ごしたい」という思いを次第に募らせていく。
以前から日本に興味を持ち、「武士道の国」日本の美しい生活文化や国民の精神性に憧れていた。
やがて日本人男性と結婚、生活の拠点を日本に移すことになる。
しかし、当初抱いていた日本のイメージとは違う、都会での自然の少なさや人口の多さに驚く。
その頃から、自然のサイクルに合わせた生活、「自然との共生」を目ざす。
心と身体の健康をテーマに、様々な書物をもとに学ぶようになる。
特にハーブやベリーの効果・効能については、深く学んだ。
地元ルーマニアでは珍しくなかった「自然との共生」。
日本でも共通の考えを持つ人は、エコやロハスといった表現でその数は急増している。
しかし、実際に自然の中で生活を送っている人は、まだまだ多くはありません。
たくさんの人がもっと自然の力(パワー)を知ってほしい。その偉大さを・・・。
現在は家族で北海道・東川町に移り住み、自然に囲まれた中で、自身や家族も自然のサイクルを活用した生活を送っている。
2010年から「ハーブ&ベリーガーデン」をスタートさせる。
自身が育てたもので、いろいろな製品作りに活用するために!
そして、自らが体験することで効果を実証。
今後は、多くの人が心身ともに健康で、ハッピーに過ごせるように、自然のサイクルに合わせ、「嘘、偽りのない、正直生きる」ライフスタイルを提案し、広く伝えていきます。

ほんもの料理研究家

横山 アディナ

アディナのほんものクッキング教室
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