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春のデトックスハーブ・イラクサ(ネトル)の底力

2024/4/1

子どもの頃、春(4月)になるとアンナおばあちゃんに連れられて、ネトル(イラクサ)を採りにブカレスト郊外の山野に入ったいたのを思い出します。

 

今では、その相手が代わりダイキと一緒に・・・。

 

ルーマニアのマルシェでは(きっと今でも)、ネトルを販売していたけれどそれがどこで採ったものかまでは不明だったので、アンナおばあちゃんはわざわざ自ら出向いて採りに行っていたのです。

ネトルは、土壌からの吸収力が殊に強いので安全な場所での収集が欠かせません。

 

車(排気ガス)が多く走っている付近や不法投棄場所や現在なら除草剤を散布している場所は避けてから採るように留意してくださいね"(-""-)"このようにまだ若芽が出ていない早春がその時期に当たります。

 

おそらく日本では、まだマイナーな部類に入るネトルですが・・・じつは、その用途は多岐にわたります。

 

ネトルの使い方7選

★旬の時期に茹でてディップやスープにする。

★乾燥させてお茶にする。

★ティンクチュアにする。例:虫刺されの患部に。

★シャンプーやヘアトニックの成分としても活用。美髪(フケ防止、ツヤ出し)にも有効!

★ハーバルバス

★マウスウォッシュ

★皮ふの軟膏として

 

そのなかでも、本日は東欧の春料理としてポピュラーなレシピを紹介します。

 

〖準備〗

さて、イラクサですが、収穫するにはキレイな森で採れるモノをオススメします。そして、収穫する際には、トゲに触れると痛いので、画像のようにゴム手袋必須です。

〖ポイント〗

ネトル(イラクサ)には食べられるタイミングが限られていますっ!若芽時のネトルのサイズが10cm以下だと食事用、それ以上のサイズ10cm以上だとその他の用途として使用します。つまりは、その葉のサイズにより用途が変わってきます。

 

わずか1週間で一気に成長してしまうからタイミングを逃さないように!

 

料理に使うネトル(イラクサ)は、できるだけ小さなものをオススメします。ほうれん草同様に、ネトルも煮るとギュッと縮みます。今回のレシピでは、下の画像にある量分を使用しました。

料理し終えたディップは、サイドディッシュやパンと一緒に食べるのが王道です。

イラクサ(ネトル)は古くから、「血を掃除する春のハーブ」と云われています。毎春、最低7回は食べるようにとアンナおばあちゃんからも耳タコになるまで叩き込まれました(笑)

 

春のデトックス&リフレッシュには最適なネトル(イラクサ)は利尿作用が非常に強く、ムクミやすい方の民間治療として伝統的に利用されてきたハーブです。また、栄養面では、ミネラル(特に、鉄分)、ビタミン(A、B2、C、K)、クロロフィル(葉緑素)が豊富♪

【イラクサ(ネトル)のベーシックディップ】

【材料】

A
みじん切りたまねぎ  ・・・1個
みじん切りにんにく  ・・・2~3片
みじん切り行者にんにく・・・3~4本(代用可:にら)
みじん切り細ネギ   ・・・3~4本(代用可:チャイブ)
Exvオリーブオイル   ・・・大さじ3~4

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ネトル(イラクサ)        ・・・画像参照1ボウル分
自然海塩                            ・・・お好み適量
ブラックペッパー             ・・・お好み適量

【つくり方】

1 若くて小さめのイラクサを何度も水洗いする(厚い手袋着用を強くオススメ)。

2 大きめの鍋のなかに60%ほどの水を入れて、グツグツ沸騰させる。そこにイラクサを入れて5分ほど沸かす。

3 ザルに上げて、10分ほどそのまま置く。

4 Exvオリーブオイルを弱~中火で熱したフライパンにを加えて、やわらかくなるまで(約10分)炒める。最後に、塩ひとつまみを加える。

5 イラクサを絞らないで(ここ大事!)そのまま、まな板でみじん切りする。4のフライパンに加えて、3~4分炒める。

6 火を止めて、ボウルのなかに具材を移してブレンダーで攪拌してクリーミーにする。

7 最後に塩&ペッパーで味つけしてお好みに味に仕上げてできあがり~♪

*2でイラクサを沸かしたお湯は、お茶として飲めます。下の方には若干、土(砂)が残るので、上澄みのみをご利用ください。味は、「草そのまま(笑)」。でも効果は絶大!

そして、できたディップは・・・・パンの上にのて・・・。

で、気になる方の多かった肝心な味ですが、、、「甘~い」「やさし~い」の二言に尽きます♪

 

アノ見た目と痛みとは裏腹すぎて驚きのイラクサcooking!

 

ぜひ、お試しいただきたいです!

 

アディナのオーガニックキッチン~ダイナミックステラ~
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