枯れる野菜・腐る野菜
2018/11/27
【枯れゆく野菜・・・腐る野菜】
幼少時代をすごした東欧はルーマニア。
麦とひまわりと葡萄がどこまでも広がるヨーロッパの農業国でした。
ご存じのように、当時のルーマニアは共産国家。
ワタシも高校時代の夏休みの課題として、国民勤労DAYSというのがあり、田舎で宿泊しながら農作業に明け暮れる日々を過ごしていました。
資本主義市場経済が入り込まない閉鎖的社会だったので、とにかく化学物質が格段に少なく、加工品も極端に少なく、自然由来のものばかり。
なので、スイカもメロンも夏になったらマーケットに溢れていました!おばあちゃんなんて、パンとスイカの組み合わせでランチを済ませるなんてことも、たびたび(笑)
そんな時代を送ったワタシは、日本に来たらタイムスリップしたみたいな感覚に陥り、見るモノ、触れるモノが新しく進歩的でワクワクしていました。
しかし、
少し時間が経過すると。。。。
多くの???が積み重なってきました。
そのひとつが、買い物に行った際の野菜の均等さ、そしてそれを購入してしばらく置いていた時の変化の状態。
あまりにも、子どもの頃見慣れてきたモノとは明らかに違う現象でした。
リンゴも、ピーマンも中からカビが生えて腐敗していく様子。
はじめて見ました。
衝撃的でした。
ワタシが見てきたものは、日を追うごとにおじいちゃんのようにシワシワになっていき、だんだんと縮まっていき、最後はカリカリに枯れていく姿だったからです。
その要因も、次第に判明してきました。
水とともに吸収された化学肥料が水膨れ状態をつくったり、未発酵の家畜排せつ物やそのなかに住まう微生物のバランスが著しく崩れているからに他ならないからだと。
枯れゆく野菜。
それは、本当(自然)の野菜を見極めるひとつの方法になります。
追伸:
ちなみに、今季はダイキとセレナが栽培してくれた野菜たち。
左から唐辛子、奥がパプリカ、右手がピーマン。
農薬も化学肥料なしでも、十分おいしく、虫の害も少なく(ほぼない)、収量もまずまずでした。
多くの子どもたちも、オトナたちも命の現場で起きていることをしっかり観察する重要性をひしひしと感じます。
アディナのオーガニックキッチン~ダイナミックステラ~
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