甘い香りの下で深呼吸。一年でいちばん短い香りの季節、アカシアが咲く頃
2026/6/10
【初夏の北海道に漂い包み込むニセアカシアの香り】
5月下旬から6月にかけて、北海道ではニセアカシアの花が一斉に咲き始めます。

きっと、見かけたことあるでしょ?
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爽やかな風に乗って漂ってくる、甘くやさしいフローラルな香り。ワタシは子どもの頃からこの花が大好きで、近所の公園で遊んでは、この季節になると、いつもその香りに包まれることに恍惚感を覚えていました。
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満開の頃には、花を摘んでは口に運び、蜜を吸って満喫していた矢先のこと。先に蜜を集めていたミツバチに気づかず、そのまま花を口のなかに入れて、舌を刺されてしまったのです。あの時は3〜4日ほど痛みと腫れが引かず、なかなか忘れられない痛い思い出となりました。(その間は、咀嚼もままならず冷たいスープだけしか食べられなかった痛苦い思い出が・・・)

そんなニセアカシアの木を象徴する言葉は、以下の通り。
- 永遠
- 真実の愛
- 長寿
- 生き抜く力
どれも、この木が持つたくましさや生命力を感じさせる言葉ばかりです。
【古くから愛されてきた、強くしなやかな木】
ニセアカシアは木材としても非常に優秀です。密度が高く、強度や耐久性に優れ、腐りにくいことから、古よりさまざまな用途に使われてきました。古代では神殿の建築や棺の材料として用いられたとされ、旧約聖書に登場する「契約の箱」「祭壇」にもアカシア材が使われたという記録があります。
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そのため、アカシアは古来より神聖な木、そして強い生命力の象徴として大切にされてきました。現代でも家具や床材、フェンス、船材などに活用され、その丈夫さは高く評価されています。
【花も楽しめる、アカシアの魅力】
そして、ニセアカシアの魅力は木材だけではありません。
花は食用としても親しまれ、フレッシュな状態ならサラダに散らしたり、クレープ生地に混ぜたり、ジャムにしたり。花の天ぷらも初夏ならではの味わいです。(虫も隠れているので探偵チェックを忘れないで)
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乾燥させれば、お茶やハーバルバスとしても楽しめます。咳を鎮めたい時には、お茶のなかにアカシアはちみつを溶かして飲んでみて!

その甘く上品な香りは、心をゆるやかに落ち着かせ、穏やかな時間へと導いてくれます。快眠への誘い、頭痛の緩和など植物としてのチカラも発揮してくれます。
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また、ヨーロッパでは香水やコスメの原料として利用されることもあり、その芳香は世界中で愛されています。
【花を摘むときのポイント】
もしアカシアの花を楽しむなら、次のポイントを意識してみてください。
① よく晴れた日に限り摘むこと
② 満開直前の花を選ぶこと
③ 乾燥させる場合は、日陰ではなく風通しのよい日向で干すこと
④ 乾燥後は紙袋に入れて保存する(湿気は大敵)こと
※大切な注意点
食用やハーブとして利用するのは「花」のみです。根、樹皮、葉、枝には有毒成分が含まれるため、採取・利用の際は十分に注意してください。
【香りに誘われて、少しだけ遠回りを】
ニセアカシアの開花シーズンは、ほんのわずか。だからこそ、その香りに出会える時間は特別に感じられます。花が咲く木の下をゆっくり歩いていると、不思議と気持ちが落ち着き、心も体も軽くなっていくようです。
忙しい毎日のなかで、気づけば人工的なものに囲まれて過ごしている現代のワタシたち。そんな時こそ、アカシアの香りを探しながら少し散歩に出かけてみませんか。
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風に乗って届く甘い香りに耳を澄ませながら歩けば、きっと初夏の北海道がいつもより少しだけ豊かに感じられるはずです。

アディナのオーガニックキッチン~ダイナミックステラ~
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